諏訪・茅野エリアで約20年間、別荘はもちろん、学校の校舎をはじめとした公共建築や事務所・店舗、住宅など多種多彩な建築物を手掛けて来ました。なるべく先入観を持たないで土地に立ち、真っ新な気持ちで受け止めた第一印象をベースとして設計に取り組んでいます。
別荘のプランニングは、日常生活との距離感をどれだけ持たせるか、生活に必要な機能をどれだけ満たすか、その強弱の基準がキーファクターだと思うんです。例えば定住に適したほぼ 平坦な土地にプランニングする場合、落ち着いて暮らせるプライベートな空間と、自然との一体化を楽しむオープンスペースをバランス良く融合させたいですね。日常性と非日常性の強弱が曖昧なものほど、いつまでも魅力を失わないものです。何十年経っても色褪せることのない不変の魅力を持つ建築物を世に送り出して行きたいですね。