高原別荘は、夏だけのものではありません 冬を制し、冬を愉しむ『三井の森・高冷地仕様』

標高の高い八ヶ岳山麓や軽井沢エリアでは、
厳冬期になると外気はマイナス20℃に迫り、土も水も凍りついてしまいます。
三井の森は、そんな自然の厳しさと向き合い、ノウハウを蓄積し、
独自の高冷地仕様を標準採用しています。
薪ストーブの炎を眺めながらくつろぐ至福、幻想的な白い森、深く濃い静寂…。
冬だからこそ愉しめる別荘ライフを、強靱な建物構造と快適な住空間が支えます。

【基礎】凍土に対応、高冷地の建物は基礎が肝心。

土も凍りつく高冷地において強靭な基礎を造ることは絶対条件。土は凍ることによって膨張し、想像を絶する力で基礎やその上の建物を持ち上げ、傾かせてしまいます。三井の森では、標高、傾斜、地質、あらゆる条件下で変化する凍結深度(土が凍る地表からの深さ)に対応し、土の凍結の影響を受けない基礎を造っています。
綿密な地盤調査データ+経験値で充分な深さ・地表高・幅を設定。腐葉土層などの軟弱層を取り除き、強固な地盤面に基礎を施工します。

【屋根】雪を落とす屋根、建物を傷めない落下場所。

別荘の屋根に堆積するのは落ち葉だけではありません。
真冬の高冷地では雪が容赦なく降り積もり建物の負担となります。落ち葉や雪をスムーズに落とす形状や材質を計画することはもちろん、メンテナンスが容易で耐久性の高い屋根材を採用しています。
また、落下方向にサンデッキや玄関があると、雨や雪が直撃し傷みが早まります。建物に影響のない落とし場所を計画します。

【開口部】入口で冷気をシャットアウト、高断熱玄関ドア。

高冷地では窓だけでなく玄関ドアの断熱性もとても重要です。高性能断熱材と樹脂複合枠仕様により、業界トップクラスの熱伝導率0.90[W/(u・K)]を実現した高断熱玄関ドアを採用し、建物全体の快適性を高めます。
建材は、本物の木ならではの質感を長期間維持できる高耐候天然木を採用。見た目や風合いは無垢材とほとんど変わらず、天然木の難点である「反り」「割れ」「腐れ」を抑え、寸法安定性や耐朽性を大きく向上させます。

【断熱】外気を遮断、冬暖かく夏涼しい断熱構造。

たとえ外気がマイナス20℃であっても、別荘の中では不自由なく過ごせる。そんな快適空間を実現するために、気密断熱性能と保温効果を追求しました。天井に200o厚の高性能グラスウール、壁には100o厚の高性能グラスウール、床には80o厚の板状断熱材をぎっしり敷き詰め、まるで魔法瓶のような室内は冬であることを忘れるほどです。

【設備】真冬の生命線 厳しい自然環境下の使用に耐える設備

暖房や給湯器などの設備は、冬の生命線。「寒冷地仕様」と表示されているものでも、「滞在⇔留守」を繰り返す別荘のライフスタイルには不向きな設備もあり、誤った選択をすると冬の別荘生活を脅かしかねません。
三井の森は、厳冬期の水道管の凍結を防ぐ「ヒーター巻き付け工事」や、水抜き・水通し作業を容易にする「電動水抜き栓」を標準仕様としています。
また暖房設備は、スイッチを入れるとすぐに立ち上がり、室内が暖まる「外部給排気・FF暖房機」を採用しています。

リビングルームなど限られた部屋のみ暖房していると、浴室やトイレなど暖房していないスペースへ移動した時、急激な温度変化によって身体に大きな負担がかかります。血圧や脈拍が上昇または下降し、心臓や血管に異常をきたすケース(ヒートショック)も考えられます。
三井の森では、ヒートショック対策でもある水廻りスペース(洗面脱衣室、浴室、トイレなど)の温熱バリアフリーを考慮した凍結防止対策工事をオプションでご用意しています。

冬も頻繁に別荘を利用する方のために、水抜き・水通し作業を不要にする凍結防止対策工事を実施しています(オプション)。洗面室にパネルヒーターを、トイレ・キッチンシンク下に補助ヒーターを設置し、室内水廻り部の凍結を防止。室外の給水給湯管には、電気で加熱するヒーター線と保温材による凍結防止帯を巻きつけます。
サーモスタットを備えた省エネタイプで、効率的に保温し不在時の水廻りを氷点下に下げません。

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